J.S.A.ソムリエ・ワインエキスパートの出題範囲のうち「ワイン以外の酒類」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。
問1
日本酒の「特定名称酒」の分類に関する記述として正しいものはどれか。
正解: D. 精米歩合や醸造アルコール添加の有無によって、純米酒・本醸造酒・吟醸酒・大吟醸酒等に区分される。純米酒は精米歩合の規定がなく醸造アルコールを添加しないのに対し、本醸造酒は精米歩合70%以下で醸造アルコールを添加する
日本酒の特定名称酒は、精米歩合や醸造アルコール添加の有無によって区分される。純米酒は精米歩合の規定がなく醸造アルコールを添加しない。本醸造酒は精米歩合70%以下で醸造アルコールを添加(白米重量の10%以下)。吟醸酒・大吟醸酒はそれぞれ精米歩合60%以下・50%以下で吟醸造りを行い、醸造アルコールを添加する(添加しないものは純米吟醸酒・純米大吟醸酒と呼ばれる)。
出典: 国税庁「18 清酒の製法品質表示基準」(さけのしおり) https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2022/pdf/052.pdf
問2
日本酒の「精米歩合」の定義として正しいものはどれか。
正解: C. 玄米に対する、削った後に残った白米の重量の割合を示す数値で、数値が低いほどより多く精米している(削っている)ことを意味する
精米歩合とは「玄米に対する白米の重量の割合」を示す数値である。数値が低いほど、より多く削って(精米して)いることを意味する(例:精米歩合50%=玄米の重量の半分まで削った状態)。
出典: 国税庁「18 清酒の製法品質表示基準」(さけのしおり) https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2022/pdf/052.pdf
問3
日本の酒税法における焼酎の分類「連続式蒸留焼酎(甲類)」と「単式蒸留焼酎(乙類)」に関する記述として正しいものはどれか。
正解: D. 連続式蒸留焼酎(甲類)は連続式蒸留器で高純度エタノールを造り加水したものでアルコール度数36%未満、単式蒸留焼酎(乙類)は米・麦・サツマイモ等を原料に単式蒸留器で蒸留し原料由来の風味が残る。1949年制定時の「甲類・乙類」という呼称は2006年5月1日の法改正でこの現行名称に変更された
日本の酒税法では焼酎を「連続式蒸留焼酎(甲類)」と「単式蒸留焼酎(乙類)」に区分する。甲類は連続式蒸留器で高純度エタノールを造り加水したもので度数36%未満、乙類は米・麦・サツマイモ等を原料に単式蒸留器で蒸留し原料由来の風味が残る(度数45%以下)。1949年の酒税法制定時は「甲類・乙類」という呼称だったが、2006年5月1日の法改正で「連続式蒸留焼酎」「単式蒸留焼酎」という現行名称に変更された。
出典: 国税庁「酒税法における酒類の分類及び定義」 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/01/01.pdf
問4
ウイスキーの「モルトウイスキー」と「グレーンウイスキー」の原料の違いに関する記述として正しいものはどれか。
正解: C. モルトウイスキーは大麦麦芽のみを原料とし単式蒸留器で蒸留するのに対し、グレーンウイスキーはトウモロコシ・ライ麦・小麦等の穀類を主原料に大麦麦芽を加え、連続式蒸留機で製造され香味は穏やかである
モルトウイスキーは大麦麦芽のみを原料とし、単式蒸留器で蒸留する。グレーンウイスキーはトウモロコシ・ライ麦・小麦等の穀類を主原料に大麦麦芽を加え、連続式蒸留機で製造され、大量生産に向き香味は穏やかとされる。
出典: 日本語版Wikipedia「ウイスキー」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイスキー
問5
「ブレンデッドウイスキー」の説明として正しいものはどれか。
正解: D. モルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合したウイスキーのことで、スコッチウイスキーで一般的な製法である
ブレンデッドウイスキーは、スコッチウイスキーにおいてモルトウイスキーとグレーンウイスキーを混合したウイスキーのことである。
出典: 日本語版Wikipedia「ウイスキー」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイスキー
問6
フランスの2大ブランデー地理的呼称「コニャック」と「アルマニャック」の蒸留方式の違いに関する記述として正しいものはどれか。
正解: D. コニャックは伝統的なシャラント式の単式蒸留器(銅製アランビック)で2回蒸留するのに対し、アルマニャックは「アルマニャック型」と呼ばれる連続式蒸留器で1回のみ蒸留する点が異なる
コニャックは伝統的なシャラント式の単式蒸留器(銅製アランビック)で2回蒸留する(結果約70%のアルコール度数)。一方アルマニャックは「アルマニャック型」と呼ばれる連続式蒸留器で1回のみ蒸留する点がコニャックと異なる。
出典: 日本語版Wikipedia「コニャック」 https://ja.wikipedia.org/wiki/コニャック、日本語版Wikipedia「アルマニャック_(ブランデー)」 https://ja.wikipedia.org/wiki/アルマニャック_(ブランデー)
問7
「ブランデー」の基本的な定義として正しいものはどれか。
正解: B. 果実酒(主に白ブドウのワイン)を蒸留し樽で熟成させた蒸留酒の総称で、アルコール度数はおよそ40〜50度である
ブランデーは果実酒(主に白ブドウのワイン)を蒸留し樽で熟成させた蒸留酒の総称で、アルコール度数はおよそ40〜50度である。コニャック・アルマニャックはフランス限定地域で造られるブランデーの地理的呼称である。
出典: 日本語版Wikipedia「ブランデー」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ブランデー
問8
アメリカの連邦アルコール法における「ライウイスキー」の原料規定として正しいものはどれか。
正解: A. マッシュ(原料の麦芽液)の51%以上がライ麦で造られていることが規定されている
アメリカの連邦アルコール法では、ライウイスキーは「マッシュ(原料となる麦芽液)の51%以上がライ麦で造られているもの」と規定されている。残りは主にトウモロコシと大麦麦芽で構成される。
出典: 日本語版Wikipedia「ライウイスキー」 https://ja.wikipedia.org/wiki/ライウイスキー
問9
日本酒の特定名称酒における「麹米使用割合」の規定として正しいものはどれか。
正解: B. 特定名称酒はいずれも、原料米に占める麹米の使用割合が15%以上であることが条件とされている
日本酒の特定名称酒(純米酒・本醸造酒・吟醸酒等)は、原料米に占める麹米の使用割合が15%以上であることが条件とされている。原料米は3等以上の格付け米であることも条件となる。
出典: 国税庁「18 清酒の製法品質表示基準」(さけのしおり) https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2022/pdf/052.pdf
問10
日本の酒税法における焼酎のアルコール度数の上限規定として正しいものはどれか。
正解: D. 連続式蒸留焼酎(甲類)はアルコール度数36%未満、単式蒸留焼酎(乙類)は45%以下と規定されている
日本の酒税法では、連続式蒸留焼酎(甲類)はアルコール度数36%未満、単式蒸留焼酎(乙類)は45%以下と規定されている。
出典: 国税庁「酒税法における酒類の分類及び定義」 https://www.nta.go.jp/taxes/sake/qa/01/01.pdf