野菜ソムリエの出題範囲のうち「栄養・機能性成分」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。
問1
トマトの赤色の元となる色素成分「リコピン」について正しい説明はどれか。
正解: B. カロテノイドの一種で、抗酸化作用はβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる
リコピンはカロテノイドの一種でトマトの赤色の元となる色素成分であり、その抗酸化作用はβ-カロテンの2倍、ビタミンEの100倍ともいわれる。
出典: 一般社団法人全国トマト工業会「トマトの栄養/トマトのちょっといい話」 https://www.japan-tomato.or.jp/knowledge/
問2
ブロッコリーに含まれる機能性成分「スルフォラファン」の説明として正しいものはどれか。
正解: B. アブラナ科野菜に含まれる前駆体グルコラファニンから生成され、体内の解毒酵素や抗酸化酵素の発現を促す
スルフォラファンはアブラナ科野菜に含まれる前駆体グルコラファニンからミロシナーゼの働きで生成され、グルタチオンS-トランスフェラーゼなどの解毒・抗酸化関連酵素の発現を促す。
出典: メディカルドック「ブロッコリーより『スルフォラファンが多い食べ物』は?」 https://medicaldoc.jp/m/nutrients/nu212/
問3
たまねぎに含まれるポリフェノールの一種「ケルセチン」について正しい説明はどれか。
正解: C. 可食部よりも外側の茶色い皮に多く含まれ、認知機能への効果を検証する研究も行われている
ケルセチンはたまねぎの可食部よりも外皮に多く含まれるフラボノイドの一種で、独立行政法人農畜産業振興機構が紹介する研究では、ケルセチン高含有たまねぎの摂取による認知機能への効果も検証されている。
出典: 独立行政法人農畜産業振興機構「野菜の機能性研究~たまねぎのケルセチンによる認知機能改善の可能性~」 https://vegetable.alic.go.jp/yasaijoho/senmon/1803_chosa03.html
問4
にんにくのにおいの主成分「アリシン」の生成メカニズムとして正しいものはどれか。
正解: B. にんにくを切るなどして細胞が潰れると、細胞成分のアリインが酵素と混ざり合ってアリシンに変化する
にんにくは切る・すりおろすなどして細胞が壊れると、細胞成分のアリインが酵素と反応してアリシンに変化する。アリシンには殺菌効果があるとされる。
出典: 杏林大学「にんにくを科学する」KYORIN VOICE https://www.kyorin-u.ac.jp/univ/voice/staff/816/
問5
キャベツから発見された機能性成分「ビタミンU」(キャベジン)について正しい説明はどれか。
正解: C. 抗胃潰瘍性が知られる成分で、水に溶けやすく熱にも弱い性質を持つ
ビタミンU(キャベジン)はキャベツから発見された抗胃潰瘍性のある機能性成分で、水に溶けやすく熱にも弱いため、生のまま食べると効率よく摂取できる。なお、現在は正式なビタミンには分類されていない。
出典: 農研機構「キャベツのビタミンU定量法の確立とその応用」 https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/harc/1997/cryo97-015.html
問6
なすの皮の紫色の色素成分「ナスニン」について正しい説明はどれか。
正解: E. アントシアニンの一種で、抗酸化作用を持つ
ナスニンはなすの皮に含まれるアントシアニンの一種の色素成分で、抗酸化作用を持つ。アントシアニンは水に溶けやすい性質があるため、茹でると水中に溶け出しやすい。
出典: 農研機構「ナスとその近縁野生種に新たに見出された3種のアントシアニン」 https://www.naro.go.jp/project/results/laboratory/vegetea/2008/vegetea08-18.html
問7
しょうがの辛味成分に関する研究で報告されている、加熱調理による変化として正しいものはどれか。
正解: B. 生のしょうがに多い6-ジンゲロールの一部が、加熱により6-ショウガオールへと変化する
学術研究により、生のしょうがに多く含まれる6-ジンゲロールの一部が、茹でる・蒸すなどの加熱調理によって6-ショウガオールへと変化することが確認されている。
出典: 日本調理科学会誌「ショウガ中の6-ジンゲロールの加熱調理による変化」 https://www.jstage.jst.go.jp/article/cookeryscience/48/6/48_398/_article/-char/ja/
問8
ごぼうに含まれる水溶性食物繊維「イヌリン」の働きとして正しいものはどれか。
正解: D. 腸内で水分に溶け込みゲル状となり、有害成分を吸着して排出させる
イヌリンはごぼうに含まれる水溶性食物繊維で、腸内で水分に溶け込みゲル状となって有害成分を吸着し排出させる働きがあるとされる。なお、ごぼうにはこのほか不溶性食物繊維のセルロースやリグニンも含まれる。
出典: わかさの秘密「ごぼう」 https://himitsu.wakasa.jp/contents/gobou/
問9
さつまいもを切ったときに切り口から出る白い液体(ヤラピン)について正しい説明はどれか。
正解: E. 樹脂配糖体の一種で、いも類の中でさつまいもだけに含まれる成分である
ヤラピンは樹脂成分で糖脂質の仲間とされ、いも類のうちさつまいもだけに含まれる。腸のぜん動運動を促す働きがあるとされ、食べても問題はない。なお、さつまいもの甘みはショ糖や麦芽糖によるものである。
出典: おいも美腸研究所「さつまいもの表面についた黒い部分や切り口の白い液体の正体とは?」 https://oimobicho.jp/basic/sweet-potato-yarapin/
問10
パプリカの赤色の主成分である色素「カプサンチン」について正しい説明はどれか。
正解: B. カロテノイドの一種(キサントフィル類)で、水には溶けず油に溶けやすい性質を持つ
カプサンチンは赤ピーマンやパプリカに含まれる赤色のカロテノイド色素で、分子中に酸素を含むことからキサントフィル類に分類され、水には溶けず油脂などの油性成分に溶ける性質を持つ。
出典: わかさの秘密「カプサンチン」 https://himitsu.wakasa.jp/contents/capsanthin/
問11
だいこんに含まれる消化酵素「ジアスターゼ(アミラーゼ)」の性質として正しいものはどれか。
正解: E. 熱に弱いため、大根おろしなど生で食べることで効果的に摂取できる
だいこんに含まれるジアスターゼ(アミラーゼ)は糖質の消化を助ける酵素だが熱に弱いため、大根おろしやサラダなど生で食べることで効果的に摂取できるとされる。
出典: マイナビ子育て「大根の食べ過ぎで胃痛になる?」 https://kosodate.mynavi.jp/articles/20557
問12
「野菜の王様」とも呼ばれるモロヘイヤの栄養価について正しい説明はどれか。
正解: A. β-カロテン含有量はブロッコリーの約12倍、カルシウム含有量は牛乳の約2倍とされる
モロヘイヤはβ-カロテン含有量がブロッコリーの約12倍、カルシウム含有量が牛乳の約2倍とされ、「野菜の王様」と紹介される。
出典: Yahoo!ニュース エキスパート「モロヘイヤは『野菜の王様』」 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/dfc72fb318da25bdb1e3022e5dfa95888c611c14
問13
「森のバター」と呼ばれるアボカドについて正しい説明はどれか。
正解: B. 果肉の約18%が脂質であることに由来し、分類上は野菜ではなく果物である
アボカドは果肉の約18%が脂肪分であることから「森のバター」と呼ばれ、クスノキ科ワニナシ属に分類される中南米原産の果物である。
出典: デリッシュキッチン「アボカドが森のバターと呼ばれるのはなぜ?」 https://delishkitchen.tv/articles/1217