趣味資格ドリル野菜ソムリエ農業・流通制度と食品ロス

野菜ソムリエ 農業・流通制度と食品ロスの練習問題(13問)

野菜ソムリエの出題範囲のうち「農業・流通制度と食品ロス」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。

このページの練習問題は、日本野菜ソムリエ協会の公式教材・試験問題を転載したものではありません。農林水産省・厚生労働省の公表資料および協会の公表情報に基づき独自に作成した問題です。公式団体・公式教材とは無関係です。出典は各問題の解説に明記しています。
  1. 1

    農林水産省が推進する「地産地消」の説明として正しいものはどれか。

    • A国内の地域で生産された農林水産物を、その生産された地域内において消費すること
    • B生産地を問わず最も安価な農産物を消費すること
    • C特定の1つの都道府県のみで生産されたものを海外に輸出すること
    • D有機栽培された農産物のみを消費すること
    • E海外から輸入した農産物を国内全域で均等に消費すること

    正解: A. 国内の地域で生産された農林水産物を、その生産された地域内において消費すること

    地産地消とは、国内の地域で生産された農林水産物をその生産された地域内で消費することを指し、農林水産省は食料自給率の向上や地域活性化などを目的に推進している。

    出典: 農林水産省「地産地消(地域の農林水産物の利用)の促進」 https://www.maff.go.jp/j/nousin/inobe/chisan_chisyo/index.html

  2. 2

    農林漁業の「6次産業化」という名称の由来として正しいものはどれか。

    • A農産物を6段階の工程で加工することを意味する
    • B1次・2次・3次産業を足し算すると6になることに由来する
    • C6次産業化の『6』は生産者が得る収益の割合(60%)を意味する
    • D6つの都道府県が連携して行う農業政策であることに由来する
    • E1次産業(農林水産業)×2次産業(製造業)×3次産業(流通・販売業)の掛け算が6になることに由来する

    正解: E. 1次産業(農林水産業)×2次産業(製造業)×3次産業(流通・販売業)の掛け算が6になることに由来する

    「6次産業化」という名称は、1次産業(農林水産業)×2次産業(製造業)×3次産業(流通・販売業)という掛け算で6になることに由来し、農林漁業者が生産から加工・流通・販売までを担う取り組みを指す。

    出典: 千葉県「『6次産業化』とは」 https://www.pref.chiba.lg.jp/ryuhan/rokuji/rokujisangyoukiatoha.html

  3. 3

    有機JAS制度について正しい説明はどれか。

    • A有機JASマークがなくても『有機』と表示することは自由である
    • B有機JASの認証は農薬を使用していれば取得できる
    • C有機JASは民間団体が独自に定めた任意の目安であり法的拘束力はない
    • D有機JASマークがない農産物に『有機』『オーガニック』等の表示をすることは法律で禁止されている
    • E有機JASは加工食品にのみ適用され、農産物には適用されない

    正解: D. 有機JASマークがない農産物に『有機』『オーガニック』等の表示をすることは法律で禁止されている

    有機JASは農林水産大臣が定める国家規格であり、有機JASマークがない農産物・畜産物・加工食品に『有機』『オーガニック』などの表示やこれと紛らわしい表示を付すことは法律で禁止されている。

    出典: 農林水産省「有機JASについて教えてください。」 https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1707/02.html

  4. 4

    「京の伝統野菜」の定義として正しいものはどれか。

    • A京都市内で生産された野菜であれば時代を問わず該当する
    • B明治以降に導入された新しい品種のみを指す
    • C明治以前の導入栽培の歴史を有し、京都府内全域を対象とする(たけのこを含み、キノコ類・シダ類を除く)
    • Dキノコ類・シダ類も含めてすべての植物が対象となる
    • E昭和20年以前から栽培されていることのみが条件である

    正解: C. 明治以前の導入栽培の歴史を有し、京都府内全域を対象とする(たけのこを含み、キノコ類・シダ類を除く)

    京の伝統野菜は、明治以前の導入栽培の歴史を有し、京都市域のみならず府内全域を対象とし、たけのこを含みキノコ類・シダ類を除く、という基準で定義されている。

    出典: 京都府「京の伝統野菜・京のブランド産品」 https://www.pref.kyoto.jp/brand/brand1.html

  5. 5

    「加賀野菜」の認定条件と品目数として正しいものはどれか。

    • A明治以前から栽培されている野菜のうち30品目が認定されている
    • B認定条件はなく、金沢で生産された野菜はすべて加賀野菜と呼ばれる
    • C昭和20年以前から栽培され現在も主として金沢で栽培されている野菜のうち15品目が認定されている
    • D石川県全域で戦後に開発された新品種のみが対象である
    • E認定品目数は5品目のみである

    正解: C. 昭和20年以前から栽培され現在も主として金沢で栽培されている野菜のうち15品目が認定されている

    加賀野菜は、昭和20年以前から栽培され現在も主として金沢で栽培されている野菜のうち、金沢市農産物ブランド協会が認定した15品目を指す。

    出典: 金沢市農産物ブランド協会「品目紹介」 https://kanazawa-kagayasai.com/knowledge/

  6. 6

    消費者庁が所管する「機能性表示食品」制度について正しい説明はどれか。

    • A生鮮食品には一切適用されない制度である
    • B届出さえすればどのような機能性でも表示内容の根拠を問われない
    • C届け出内容は非公開とされ、消費者は確認できない
    • D特定保健用食品(トクホ)と同様に国が個別に審査を行う制度である
    • E事業者が科学的根拠などを消費者庁長官に届け出れば機能性を表示できる制度で、国による審査は行われない

    正解: E. 事業者が科学的根拠などを消費者庁長官に届け出れば機能性を表示できる制度で、国による審査は行われない

    機能性表示食品制度は、事業者が食品の安全性・機能性に関する科学的根拠等を販売前に消費者庁長官に届け出れば機能性を表示できる制度で、特定保健用食品と異なり国による個別審査は行われない。

    出典: 消費者庁「機能性表示食品について」 https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/foods_with_function_claims

  7. 7

    「GAP(農業生産工程管理)」について正しい説明はどれか。

    • A輸出専用に生産された農産物のみに適用される認証である
    • B農薬を全く使用しないことのみを意味する用語である
    • C収穫量を最大化するための施肥基準のみを指す
    • D農業生産の各工程の実施・記録・点検・評価を行う持続的な改善活動で、食品安全や環境保全等に資する取り組みである
    • E農業機械の型式を認証する制度である

    正解: D. 農業生産の各工程の実施・記録・点検・評価を行う持続的な改善活動で、食品安全や環境保全等に資する取り組みである

    GAPは「Good Agricultural Practices」の略で「農業生産工程管理」と訳され、農業生産の各工程の実施・記録・点検・評価を行う持続的な改善活動であり、食品安全、環境保全、労働安全の確保等に資するとされる。

    出典: 農林水産省「GAPについて教えてください。」 https://www.maff.go.jp/j/heya/sodan/1912/01.html

  8. 8

    種苗法に基づく「育成者権」について正しい説明はどれか。

    • A育成者権が発生すると、誰でも自由にその品種の種苗を販売できる
    • B育成者権は特許庁ではなく気象庁の管轄である
    • C品種登録により発生する知的財産権で、育成者権者は登録品種の種苗等を個人的・家庭的利用を除き独占的に利用できる
    • D育成者権は植物には認められない権利である
    • E育成者権は登録手続なしに自動的に発生する

    正解: C. 品種登録により発生する知的財産権で、育成者権者は登録品種の種苗等を個人的・家庭的利用を除き独占的に利用できる

    育成者権は種苗法に基づき品種登録によって発生する知的財産権で、育成者権者は登録品種の種苗、収穫物及び一定の加工品を、個人的・家庭的利用を除き独占的に利用できる。

    出典: 農林水産省「種苗法に関する一般的なご質問」 https://www.maff.go.jp/j/kanbo/tizai/brand/syubyo_top/faq.html

  9. 9

    農林水産省が示す「食品ロス」の定義として正しいものはどれか。

    • A本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品
    • B海外に輸出できなかった食品のみを指す
    • C賞味期限が切れた食品のみを指す
    • D食べ残しは含まれず、廃棄された未開封食品のみを指す
    • E農産物の生産段階で規格外となり出荷されない食品のみを指す

    正解: A. 本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品

    農林水産省は「食品ロス」を、本来食べられるにもかかわらず捨てられてしまう食品と定義しており、家庭系食品ロスと事業系食品ロスに大別される。

    出典: 農林水産省「食品ロスとは」 https://www.maff.go.jp/j/shokusan/recycle/syoku_loss/161227_4.html

  10. 10

    「フードマイレージ」という指標について正しい説明はどれか。

    • A食料の生産に必要な水の量を示す指標である
    • B野菜の糖度を測定するための指標である
    • C食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせて算出する指標で、農林水産省農林水産政策研究所が開発した
    • D農家1戸あたりの出荷金額を示す指標である
    • E食料の輸送にかかった時間のみを示す指標である

    正解: C. 食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせて算出する指標で、農林水産省農林水産政策研究所が開発した

    フードマイレージは食料の輸送量に輸送距離を掛け合わせて累積する指標で、農林水産省農林水産政策研究所が2001年に開発し、日本は諸外国と比較して数値が大きいとされる。

    出典: 「フード・マイレージ資料館」フード・マイレージとは https://food-mileage.jp/2020/05/04/%E3%80%90%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%80%91/

  11. 11

    青果物の規格表示に用いられる「等級」と「階級」の違いとして正しいものはどれか。

    • A『階級』は産地を表す区分である
    • B『等級』と『階級』はどちらも同じ意味で使われる
    • C『等級』は色のみを基準に決められる
    • D品質を表すのが『等級』(良・優・秀等)、大きさを表すのが『階級』(S・M・L等)である
    • E『等級』は大きさ、『階級』は品質を表す

    正解: D. 品質を表すのが『等級』(良・優・秀等)、大きさを表すのが『階級』(S・M・L等)である

    青果物の規格表示では、品質を『無印・良・優・秀』などの『等級』で、大きさを『S・M・L・2L』などの『階級』で区別し、両者を組み合わせて『秀L』のように表示することが多い。

    出典: 「知って得する」果物や野菜の等級階級って何なの? https://vegetable831.com/2018/06/23/%E3%80%90%E7%9F%A5%E3%81%A3%E3%81%A6%E5%BE%97%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%91%E6%9E%9C%E7%89%A9%E3%82%84%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%AE%E7%AD%89%E7%B4%9A%E9%9A%8E%E7%B4%9A%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%E3%81%AA/

  12. 12

    青果物流通における「コールドチェーン」の説明として正しいものはどれか。

    • A農産物の価格を安定させるための金融の仕組みを指す
    • B冷凍せずに常温で流通させる仕組みを指す
    • C生産から輸送、保管まで所定の低温を維持したまま流通プロセスをつなげる仕組み
    • D生産者と消費者を直接つなぐ産直販売の仕組みを指す
    • E常温での長期保存を可能にするための包装技術のみを指す

    正解: C. 生産から輸送、保管まで所定の低温を維持したまま流通プロセスをつなげる仕組み

    コールドチェーンとは、冷蔵・冷凍といった所定の温度を維持したまま生産から輸送、保管までの流通プロセスをつなげる仕組みで、生鮮食品の輸送エリア拡大や品質維持に寄与する。

    出典: 北王グループ「コールドチェーンとは?」 https://www.hrg.co.jp/what-is-cold-chain/

  13. 13

    「有機農業の推進に関する法律」(2006年制定)が定める「有機農業」の定義として正しいものはどれか。

    • A露地栽培のみを行う農業を指す
    • B化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業
    • C化学肥料の使用を認めつつ農薬のみを禁止する農業を指す
    • D農薬の使用量を半分に減らした農業のみを指す
    • E遺伝子組換え技術を用いることを前提とした農業を指す

    正解: B. 化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業

    『有機農業の推進に関する法律』は、化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業を『有機農業』と定義している。

    出典: 「有機農業の推進に関する法律」(ウィキソース) https://ja.wikisource.org/wiki/%E6%9C%89%E6%A9%9F%E8%BE%B2%E6%A5%AD%E3%81%AE%E6%8E%A8%E9%80%B2%E3%81%AB%E9%96%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E6%B3%95%E5%BE%8B

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