eco検定(環境社会検定試験)の出題範囲のうち「エネルギー政策」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。
問1
再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)の対象となる電源の組み合わせとして正しいものはどれか。
正解: A. 太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス
FIT制度(固定価格買取制度)は2012年7月に開始された制度で、太陽光・風力・水力・地熱・バイオマスの再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社が一定期間・一定価格で買い取ることを国が保証し、再生可能エネルギーの普及・拡大を図るものである。
出典: 北海道電力ネットワーク「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)について」 https://www.hepco.co.jp/network/renewable_energy/fixedprice_purchase/index.html
問2
FIP制度(フィードインプレミアム制度)の説明として最も適切なものはどれか。
正解: A. 再エネ発電事業者が市場で電力を販売し、基準価格と市場価格の差額をプレミアムとして受け取る制度
FIP(Feed-in Premium)制度は、再エネ発電事業者が卸電力市場等で電力を販売し、あらかじめ定めた基準価格と市場価格との差額をプレミアム(補助額)として受け取る制度で、FIT制度と異なり市場取引が基本となる。
出典: 資源エネルギー庁の公開情報に基づく一般的な解説(例: エネチェンジ「FIP制度とは?FIT制度との違いを解説します」 https://enechange.jp/articles/fip)
問3
2025年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」が示す2040年度の電源構成の見通しとして正しいものはどれか。
正解: A. 再生可能エネルギーを4~5割程度とし、初めて最大電源として位置づけた
2025年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画は、2040年度の電源構成について再生可能エネルギーを4~5割程度、原子力を2割程度、火力を3~4割程度とする見通しを示し、再生可能エネルギーを初めて最大電源として位置づけた。
出典: 資源エネルギー庁「第7次エネルギー基本計画」に関する公開情報(例: 三井物産「第7次エネルギー基本計画を徹底解説」 https://www.mitsui.com/solution/contents/solutions/re/the-7th-strategic-energy-plan)
問4
省エネ法(エネルギーの使用の合理化等に関する法律)の「トップランナー制度」の仕組みとして正しいものはどれか。
正解: A. 現在商品化されている製品のうち最もエネルギー消費効率が優れているものを基準に、将来の技術進歩も勘案して目標基準を設定する
トップランナー制度は、1997年の京都議定書採択を受け1998年の省エネ法改正で導入された制度で、自動車・家電製品・建材等の対象機器について、現時点で最もエネルギー消費効率が優れている製品(トップランナー)の性能に技術開発の将来見通し等を勘案して目標基準値を設定し、製造・輸入事業者に達成を求める。
出典: 資源エネルギー庁の公開情報に基づく一般的な解説(例: 省エネの達人「トップランナー制度のおはなし」 https://www.eco-tatsujin.jp/column/vol166_d.html)
問5
「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」と「ZEB」の関係として正しいものはどれか。
正解: C. ZEHは住宅、ZEBは非住宅の建築物を対象とした、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロに近づける建物の考え方である
建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度では、住宅ラベルにZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)水準、非住宅ラベルにZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)水準の達成状況が記載され、いずれも断熱性能の向上や高効率設備・再エネ導入により年間の一次エネルギー消費量の収支をおおむねゼロにすることを目指す考え方である。
出典: 国土交通省「ネット・ゼロ・エネルギー|建築物省エネ法に基づく建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」 https://www.mlit.go.jp/shoene-label/net_zero_energy.html
問6
水素をエネルギーとして利用することの特徴として、環境省が挙げているものはどれか。
正解: C. 利用時にCO2を排出せず、貯蔵・輸送が可能なため災害時の電力供給にも活用できる
環境省は水素の特徴として、利用時にCO2を排出しないため脱炭素化に資すること、また貯蔵・輸送が可能であるため、災害等で電力インフラが止まった場合でも貯蔵した水素を使って発電できる点を挙げている。
出典: 環境省「水素について知ろう(脱炭素化にむけた水素サプライチェーン・プラットフォーム)」 https://www.env.go.jp/seisaku/list/ondanka_saisei/lowcarbon-h2-sc/citizen/index.html
問7
「エネルギー基本計画」の説明として正しいものはどれか。
正解: C. エネルギー政策基本法に基づき政府が策定する、日本のエネルギー政策の中長期的な方針を示す計画
エネルギー基本計画は、エネルギー政策基本法に基づき経済産業省・資源エネルギー庁が中心となって策定する、日本のエネルギー政策の中長期的な方針を示す計画で、社会情勢の変化等に応じて改定されており、2025年2月には第7次計画が閣議決定された。
出典: 資源エネルギー庁「エネルギー基本計画について」に関する公開情報(例: 三井物産「第7次エネルギー基本計画を徹底解説」 https://www.mitsui.com/solution/contents/solutions/re/the-7th-strategic-energy-plan)
問8
GX(グリーントランスフォーメーション)推進法に関連して2026年度からの本格稼働が予定されている制度はどれか。
正解: D. 排出量取引制度(GX-ETS)
GX推進法に基づく排出量取引制度(GX-ETS)は、GXリーグでの試行を経て2026年度から本格稼働し、一定規模以上の多排出企業に参加が義務付けられる方向で制度設計が進められている。
出典: GX推進法に関する公開情報(例: アスエネメディア「GX-ETSとは?2026年開始の新制度を企業向けに解説」 https://asuene.com/media/7466/)