日本化粧品検定3級の出題範囲のうち「肌の構造と基礎知識」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。
問1
肌の「ターンオーバー」の一般的な説明として最も適切なものはどれか。
正解: E. 表皮の細胞が生まれてから角質となり、やがて剥がれ落ちるまでの一連の周期
ターンオーバーは、表皮の基底層で生まれた細胞が徐々に押し上げられて角質となり、最終的に垢として剥がれ落ちるまでの新陳代謝の周期を指す。
出典: 皮膚科学・美容業界の一般的な公開情報
問2
表皮を構成する4つの層として正しい組み合わせはどれか。
正解: D. 角層・顆粒層・有棘層・基底層
表皮は外側から角層・顆粒層・有棘層・基底層の4層で構成される。
出典: 花王「表皮の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-02/
問3
表皮および角層のおおよその厚さの組み合わせとして正しいものはどれか。
正解: A. 表皮は平均約0.2mm、そのうち角層は平均約0.02mm
花王によれば表皮は厚さ平均約0.2mmの薄い膜で、そのうち角層は平均約0.02mmとされる。
出典: 花王「表皮の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-02/
問4
角層の構造についての説明として適切なものはどれか。
正解: D. およそ10~20層ほどの角層細胞が細胞間脂質をはさんで重なってできている
角層は核のない角層細胞がおよそ10~20層ほど、細胞間脂質をはさんで重なってできている。
出典: 花王「表皮の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-02/
問5
真皮の構成成分についての説明として正しいものはどれか。
正解: D. 真皮はコラーゲンが大部分を占め、ヒアルロン酸などのゼリー状の基質とエラスチンも含まれる
真皮はコラーゲンという線維状タンパク質が大部分を占め、その間をヒアルロン酸などのゼリー状の基質が水分を抱えながら満たし、エラスチンが弾力を与えている。
出典: 花王「真皮の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-04/
問6
真皮に含まれる「エラスチン」の働きとして正しいものはどれか。
正解: E. 線維状タンパク質として肌に弾力を与える
エラスチンはコラーゲンと共に真皮に存在する線維状タンパク質で、肌に弾力を与える働きを持つ。
出典: 花王「真皮の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-04/
問7
皮下組織についての説明として正しいものはどれか。
正解: E. 肌の3層構造で最も内側にあり、大部分が皮下脂肪で、クッション作用や断熱・保温、栄養供給などの働きを持つ
皮下組織は肌の3層構造のうち最も内側にあり、大部分が皮下脂肪で、クッション作用・断熱保温・栄養供給や老廃物排出・エネルギー貯蔵などの働きを持つ。
出典: 花王「皮下組織の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-05/
問8
「皮脂膜」についての説明として正しいものはどれか。
正解: E. 皮脂腺から分泌された皮脂と汗腺から分泌された汗などが混じりあってでき、肌表面からの水分蒸散を防ぐ
皮脂膜は皮脂腺からの皮脂と汗腺からの汗などが混じり合ってでき、肌表面からの過剰な水分蒸散を防ぎ、うるおいを保つ役割を持つ。
出典: 花王「うるおいを保つしくみ」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/work-02/
問9
NMF(天然保湿因子)についての説明として正しいものはどれか。
正解: E. 角層細胞内に存在し、ケラチンとともに細胞のうるおいを保つ働きをする物質である
NMFはNatural Moisturizing Factor(天然保湿因子)の略で、角層細胞内に存在し、ケラチンとともに細胞がうるおいを保てるように機能する物質である。
出典: 花王「うるおいを保つしくみ」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/work-02/
問10
セラミド(細胞間脂質)の役割についての説明として正しいものはどれか。
正解: A. 角層細胞の隙間を満たし、肌のバリア機能の一端を担っている
セラミドを主とする細胞間脂質は角層細胞の隙間を満たし、肌のバリア機能の一端を担っている。
出典: 花王「うるおいを保つしくみ」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/work-02/
問11
皮下脂肪の働きとして挙げられているものはどれか。
正解: A. 外部からの刺激や衝撃をやわらげるクッション作用
皮下脂肪には外部からの刺激・衝撃をやわらげるクッション作用のほか、断熱・保温、栄養供給と老廃物排出、エネルギー貯蔵などの働きがある。
出典: 花王「皮下組織の構造と働き」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-05/
問12
NMF(天然保湿因子)に最も多く含まれる成分として、日本化粧品検定の出題テーマで紹介されているものはどれか。
正解: C. アミノ酸
日本化粧品検定の例題では、NMF(天然保湿因子)はアミノ酸を主成分とし、そのほかPCA(ピロリドンカルボン酸)や乳酸塩、尿素などから構成されると紹介されている。
出典: 日本化粧品検定「例題にチャレンジ」(2級テーマ紹介) https://cosme-ken.org/challenge/
問13
副交感神経より交感神経が優位になったときに一般的に起こる身体の変化として、日本化粧品検定の出題テーマで紹介されているものはどれか。
正解: E. 心拍数が増え、血管が収縮し、発汗が増える
日本化粧品検定の例題では、交感神経が優位になると心拍数が増加し、血管が収縮して血流が悪くなり、発汗が増えるといった身体変化が紹介されている。
出典: 日本化粧品検定「例題にチャレンジ」(2級テーマ紹介) https://cosme-ken.org/challenge/
問14
「エクリン腺」と「アポクリン腺」の違いについての説明として正しいものはどれか。
正解: B. エクリン腺はほぼ全身に分布し体温調節に関わる汗を出すのに対し、アポクリン腺はわきの下など特定部位に分布しニオイに関係することがある
エクリン腺はほぼ全身に分布し体温調節に関わる汗(ほぼ無臭)を出すのに対し、アポクリン腺はわきの下などの特定部位に分布し、その汗はわきの下のニオイに関係することがわかっている。
出典: 花王「汗とケア」 https://www.kao.com/jp/skincare/care/bodycare-03/
問15
唇が顔の他の部位に比べて乾燥・荒れやすいとされる理由として正しいものはどれか。
正解: E. 角層が数層程度と薄く、皮脂腺や汗腺がないため皮脂膜が形成されにくい
唇は角層が数層程度と薄く、皮脂腺や汗腺がなく皮脂膜が形成されないため、保湿機能やバリア機能が低く、顔の中でも乾燥しやすく敏感になりやすいとされる。
出典: 花王「リップが荒れる」 https://www.kao.com/jp/skincare/care/class-06/
問16
角層の細胞間脂質が形成する「ラメラ構造」についての説明として正しいものはどれか。
正解: B. セラミドなどの脂質層と水分子の層が交互に規則正しく何層も重なりあう層状構造
細胞間脂質はセラミドなどの脂質層と水分子の層が交互に規則正しく何層も重なりあう「ラメラ構造」を形成し、外部刺激の侵入や水分の過剰な蒸散を防ぐバリア機能を担っている。
出典: 花王「角層の細胞間脂質」 https://www.kao.com/jp/skincare/skin/structure-03/