趣味資格ドリル世界遺産検定3級世界遺産条約

世界遺産検定3級 世界遺産条約の練習問題(17問)

世界遺産検定3級の出題範囲のうち「世界遺産条約」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。

このページの練習問題は、世界遺産検定事務局の公式教材・試験問題を転載したものではありません。世界遺産検定公式サイト・外務省・文化庁の公表資料に基づき独自に作成した問題です。公式団体・公式教材とは無関係です。出典は各問題の解説に明記しています。
  1. 1

    「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)が採択されたのはいつか。

    • A1960年
    • B1945年
    • C2000年
    • D1990年
    • E1972年

    正解: E. 1972年

    世界遺産条約は1972年のユネスコ総会で採択され、1975年に発効した。

    出典: 世界遺産検定「世界遺産とは」 https://www.sekaken.jp/whinfo/means/

  2. 2

    世界遺産条約を管轄する国連の専門機関はどこか。

    • A国際連合教育科学文化機関(ユネスコ/UNESCO)
    • B国際労働機関(ILO)
    • C国連環境計画(UNEP)
    • D世界保健機関(WHO)
    • E国連食糧農業機関(FAO)

    正解: A. 国際連合教育科学文化機関(ユネスコ/UNESCO)

    世界遺産条約はユネスコ(国際連合教育科学文化機関)が管轄する。

    出典: 文化庁「世界遺産」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/sekai_isan/

  3. 3

    世界遺産に登録されるための審査を行う機関として正しいものはどれか。

    • A世界遺産委員会
    • B国連安全保障理事会
    • C審査を行う専門機関は存在しない
    • D各国の観光庁のみで審査が完結する
    • E国際司法裁判所

    正解: A. 世界遺産委員会

    世界遺産の登録可否は、世界遺産条約締約国の代表からなる世界遺産委員会が審査・決定する。

    出典: 世界遺産検定「世界遺産とは」 https://www.sekaken.jp/whinfo/means/

  4. 4

    世界遺産委員会が「危機にさらされている世界遺産リスト(危機遺産リスト)」に登録する目的として正しいものはどれか。

    • A登録国に罰金を科すため
    • B遺産の登録を自動的に抹消するため
    • C観光客を増やすための広告目的
    • D各国の順位付けを行うため
    • E保全上の重大な脅威にさらされている遺産への国際的な支援・注意喚起を促すため

    正解: E. 保全上の重大な脅威にさらされている遺産への国際的な支援・注意喚起を促すため

    危機遺産リストは、武力紛争や自然災害、無秩序な開発等により保全上の重大な脅威にさらされている世界遺産について、国際的な支援や改善措置を促すことを目的として世界遺産委員会が作成するリストである。

    出典: 世界遺産検定・外務省等の公開情報(危機遺産リストに関する一般的な記述)

  5. 5

    世界遺産リストから登録抹消された事例として正しいものはどれか。

    • A富士山(一度も抹消されたことはない)
    • B抹消された世界遺産は過去に一件も存在しない
    • C姫路城(一度も抹消されたことはない)
    • Dアラビアオリックスの保護区(オマーン、2007年抹消)
    • E屋久島(抹消の実績はない)

    正解: D. アラビアオリックスの保護区(オマーン、2007年抹消)

    アラビアオリックスの保護区(オマーン)は、資源開発優先による保護区の大幅な縮減を理由に、2007年に世界遺産史上初めて登録が抹消された。その後、ドレスデン・エルベ渓谷(ドイツ)やリヴァプール海商都市(イギリス)も抹消されている。

    出典: 各種世界遺産関連サイトの一般的な記述(例: 世界遺産から抹消されたものはある? https://world-heritage.localinfo.jp/posts/4304820/)

  6. 6

    世界遺産に登録されるために、対象となる遺産が満たす必要がある条件として正しいものはどれか。

    • A観光収入の見込みが一定額以上であること
    • B「顕著な普遍的価値」を有すると認められること
    • C登録に条件は設けられていない
    • D国連加盟国であれば自動的に登録される
    • E登録希望国の人口が一定数以上であること

    正解: B. 「顕著な普遍的価値」を有すると認められること

    世界遺産として登録されるには、人類全体にとって「顕著な普遍的価値」を有すると世界遺産委員会に認められる必要がある。

    出典: 世界遺産検定「世界遺産とは」 https://www.sekaken.jp/whinfo/means/

  7. 7

    世界遺産基金(World Heritage Fund)の説明として正しいものはどれか。

    • A世界遺産検定の受検料のみで運営される基金である
    • B日本国内の世界遺産保全にのみ使われる基金である
    • C世界遺産条約第15条から第18条に基づき設立された信託基金で、危機にさらされた世界遺産の保護などに使われる
    • D各国の入場料収入のみからなる基金である
    • EICOMOSが単独で管理する基金である

    正解: C. 世界遺産条約第15条から第18条に基づき設立された信託基金で、危機にさらされた世界遺産の保護などに使われる

    世界遺産基金は世界遺産条約第15条から第18条に基づき設立された信託基金で、締約国の分担金や任意拠出金、寄付などを財源とし、危機にさらされた世界遺産の緊急援助や、開発途上国の登録推薦準備の支援などに使われる。

    出典: 文部科学省「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(仮訳)」 https://www.mext.go.jp/unesco/009/003/013.pdf

  8. 8

    世界遺産のエンブレム(シンボルマーク)が表す意味として正しいものはどれか。

    • A危機遺産であることを示す警告マークである
    • B締約国数を示す数字が入っている
    • C世界遺産検定のロゴマークである
    • D中央の正方形が人類の創造を、円が自然を表し、両者が密接に結ばれていることを象徴する
    • E複合遺産にのみ使用されるマークである

    正解: D. 中央の正方形が人類の創造を、円が自然を表し、両者が密接に結ばれていることを象徴する

    世界遺産エンブレムは、中央の正方形が人類の創造による象形、円が自然を表し、文化資産と自然資産が相互に依存していることを象徴している。1978年の第2回世界遺産委員会で採用された。

    出典: 日本の世界遺産「世界遺産用語解説」 https://heiwa-ga-ichiban.jp/sekai/yougo.html

  9. 9

    世界遺産委員会の構成として正しいものはどれか。

    • A全196締約国が常に委員国となる
    • B常任理事国5か国のみで構成される
    • C5年に1度のみ開催される
    • DICOMOSとIUCNの職員のみで構成される
    • E世界遺産条約締約国から選挙で選ばれた21か国が委員国となり、年1回開催される

    正解: E. 世界遺産条約締約国から選挙で選ばれた21か国が委員国となり、年1回開催される

    世界遺産委員会は、世界遺産条約締約国会議で選挙により選ばれた21か国の委員国で構成され、年に1回、おおむね6月から7月にかけて開催される。世界遺産の登録可否などを審査・決定する。

    出典: 東京文化財研究所「世界遺産委員会とはどんな会議なのか」 https://www.tobunken.go.jp/kokusen/column-2025-05/

  10. 10

    ICOMOS(国際記念物遺跡会議)についての説明として正しいものはどれか。

    • A1965年に設立され、文化遺産の推薦に対して専門的評価を行い世界遺産委員会に協力する組織である
    • B危機遺産リストの作成のみを行う組織である
    • C世界遺産基金を管理する国連機関である
    • DNPO法人世界遺産アカデミーの別名である
    • E1948年に設立され、自然遺産の専門的評価を行う組織である

    正解: A. 1965年に設立され、文化遺産の推薦に対して専門的評価を行い世界遺産委員会に協力する組織である

    ICOMOS(国際記念物遺跡会議)は1965年にポーランドのクラクフで設立された非政府組織で、推薦された文化遺産について現地調査などの専門的評価を行い、世界遺産委員会に協力している。

    出典: ICOMOS日本国内委員会 https://icomosjapan.org/icomos/ /世界遺産検定「登録までの流れ」 https://www.sekaken.jp/whinfo/touroku/

  11. 11

    IUCN(国際自然保護連合)についての説明として正しいものはどれか。

    • A世界遺産基金を単独で運営する組織である
    • B1965年に設立され、文化遺産の専門的評価を行う組織である
    • Cユネスコ本部内に設置された政府機関である
    • D1948年に設立され、自然遺産の推薦に対して専門的評価を行い世界遺産委員会に協力する組織である
    • E各国の暫定リストを決定する組織である

    正解: D. 1948年に設立され、自然遺産の推薦に対して専門的評価を行い世界遺産委員会に協力する組織である

    IUCN(国際自然保護連合)は1948年にフランスのフォンテーヌブローで設立された組織で、推薦された自然遺産について現地調査などの専門的評価を行い、世界遺産委員会に協力している。

    出典: IUCN日本委員会「IUCNの組織紹介」 https://www.iucn.jp/about/organization/ /世界遺産検定「登録までの流れ」 https://www.sekaken.jp/whinfo/touroku/

  12. 12

    2026年8月現在の世界遺産条約締約国数として正しいものはどれか。

    • A125か国
    • B50か国
    • C196か国
    • D320か国
    • E21か国

    正解: C. 196か国

    2026年8月現在、世界遺産条約の締約国は196か国であり、このうち173の国と地域に世界遺産が存在する。

    出典: 世界遺産検定「世界遺産リスト」 https://www.sekaken.jp/whinfo/list/

  13. 13

    2026年7月29日時点(第48回世界遺産委員会終了時点)での世界遺産の総数として正しいものはどれか。

    • A27件
    • B500件
    • C1,273件
    • D21件
    • E196件

    正解: C. 1,273件

    2026年7月に韓国・釜山で開催された第48回世界遺産委員会での新規登録25件(文化19、自然5、複合1)を含め、2026年7月29日時点で世界遺産の総数は1,273件となった。

    出典: 世界遺産検定「世界遺産リスト」 https://www.sekaken.jp/whinfo/list/

  14. 14

    世界遺産の登録数が最も多い国として正しいものはどれか。

    • Aイタリア
    • B日本
    • Cエジプト
    • Dペルー
    • E南アフリカ共和国

    正解: A. イタリア

    世界遺産の登録数が最も多い国はイタリアで、ローマ歴史地区やヴェネツィアとその潟など多数の文化遺産を有する。2位は中国で、両国の登録数の差はわずかである。

    出典: 世界遺産マニア「2026年現在の世界遺産の登録数は?」 https://worldheritage-mania.com/knowledge-number/

  15. 15

    世界遺産の「暫定リスト」の説明として正しいものはどれか。

    • AICOMOSの会員国リストである
    • B登録が抹消された物件のリストである
    • C締約国が将来、世界遺産一覧表への記載を計画している物件をユネスコに提出するリストで、記載が推薦書提出の前提となる
    • D世界遺産基金の拠出額ランキングである
    • E危機遺産に指定された物件のリストである

    正解: C. 締約国が将来、世界遺産一覧表への記載を計画している物件をユネスコに提出するリストで、記載が推薦書提出の前提となる

    暫定リストは、世界遺産条約を締結した国が将来世界遺産一覧表に記載する計画のある物件をユネスコに提出するリストで、世界遺産委員会へ推薦書を提出するには、事前にこの暫定リストに記載されている必要がある。

    出典: 世界遺産検定「登録までの流れ」 https://www.sekaken.jp/whinfo/touroku/

  16. 16

    「奈良文書(Nara Document on Authenticity)」の説明として正しいものはどれか。

    • A危機遺産リストの別名である
    • B富士山の登録を審査した報告書である
    • C世界遺産条約そのものの正式名称である
    • D1994年に奈良で開催された国際会議で採択された、文化遺産の真正性(オーセンティシティ)に関する文書である
    • E日本の暫定リストの正式名称である

    正解: D. 1994年に奈良で開催された国際会議で採択された、文化遺産の真正性(オーセンティシティ)に関する文書である

    奈良文書は、1994年11月に文化庁と奈良県の招へいによりユネスコ・ICCROM・ICOMOSの協力のもと奈良で開催された国際会議で採択された文書で、文化遺産の価値や真正性(オーセンティシティ)を文化的文脈に即して評価すべきという原則を示した。

    出典: ICOMOS International Scientific Committee on Cultural Landscapes「1994 – The Nara Document on Authenticity」 https://landscapes.icomos.org/1994-the-nara-document-on-authenticity/

  17. 17

    世界遺産条約が採択された都市と、その根拠となったユネスコ総会の回次として正しいものはどれか。

    • Aニューヨーク、第1回国連総会
    • B京都、第40回世界遺産委員会
    • Cパリ、第17回ユネスコ総会
    • Dローマ、第5回ユネスコ総会
    • Eジュネーブ、第10回ユネスコ総会

    正解: C. パリ、第17回ユネスコ総会

    世界遺産条約は、1972年10月17日から11月21日にかけてパリで開催された第17回ユネスコ総会において、同年11月16日に採択された。

    出典: 文部科学省「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(仮訳)」 https://www.mext.go.jp/unesco/009/003/013.pdf

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