世界遺産検定3級の出題範囲のうち「世界遺産の分類」に当たる練習問題を、解説と出典つきでまとめています。 答えを見る前に自分で考えたい場合は、解答形式の練習問題から解いてください。
問1
世界遺産の分類として正しいものはどれか。
正解: A. 文化遺産・自然遺産・複合遺産の3種類
世界遺産は、文化遺産・自然遺産・両方の要素を併せ持つ複合遺産の3種類に分類される。
出典: 世界遺産検定「世界遺産とは」 https://www.sekaken.jp/whinfo/means/
問2
「複合遺産」の説明として最も適切なものはどれか。
正解: B. 文化遺産と自然遺産、両方の評価基準を満たす遺産
複合遺産は、文化遺産と自然遺産、両方の評価基準を満たす遺産を指す分類である。世界的にも登録数は少ない。
出典: 世界遺産検定「世界遺産とは」 https://www.sekaken.jp/whinfo/means/
問3
世界遺産の登録基準(i)の内容として正しいものはどれか。
正解: B. 人間の創造的才能を表す傑作である
登録基準(i)は「人間の創造的才能を表す傑作である」ことを指す。姫路城やタージ・マハルなどはこの基準を満たす代表例である。
出典: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「世界遺産の登録基準」 https://www.unesco.or.jp/activities/isan/decides/
問4
世界遺産の登録基準(iv)の内容として正しいものはどれか。
正解: A. 歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である
登録基準(iv)は「歴史上の重要な段階を物語る建築物、その集合体、科学技術の集合体、あるいは景観を代表する顕著な見本である」ことを指す。姫路城や富岡製糸場などがこの基準で評価されている。
出典: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「世界遺産の登録基準」 https://www.unesco.or.jp/activities/isan/decides/
問5
世界遺産の登録基準(vi)の内容として正しいものはどれか。
正解: B. 顕著な普遍的価値を有する出来事、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品と直接または実質的関連がある
登録基準(vi)は「顕著な普遍的価値を有する出来事(行事)、生きた伝統、思想、信仰、芸術的作品、あるいは文学的作品と直接または実質的関連がある」ことを指す。原爆ドームはこの基準(vi)のみで登録された。
出典: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「世界遺産の登録基準」 https://www.unesco.or.jp/activities/isan/decides/
問6
世界遺産の登録基準(vii)の内容として正しいものはどれか。
正解: D. 最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する
登録基準(vii)は自然遺産の基準の一つで「最上級の自然現象、又は、類まれな自然美・美的価値を有する地域を包含する」ことを指す。グランド・キャニオンなどがこの基準で評価されている。
出典: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「世界遺産の登録基準」 https://www.unesco.or.jp/activities/isan/decides/
問7
世界遺産の登録基準(ix)の内容として正しいものはどれか。
正解: B. 陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展における重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である
登録基準(ix)は「陸上・淡水域・沿岸・海洋の生態系や動植物群集の進化、発展において、重要な進行中の生態学的過程又は生物学的過程を代表する顕著な見本である」ことを指す。知床はこの基準(ix)と(x)で評価されている。
出典: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「世界遺産の登録基準」 https://www.unesco.or.jp/activities/isan/decides/
問8
世界遺産の登録基準(x)の内容として正しいものはどれか。
正解: D. 生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する
登録基準(x)は「生物多様性の生息域内保全にとって最も重要な自然の生息地を包含する」ことを指す。日本の世界自然遺産のうちこの基準を満たすのは知床と、奄美大島・徳之島・沖縄島北部及び西表島である。
出典: 公益社団法人日本ユネスコ協会連盟「世界遺産の登録基準」 https://www.unesco.or.jp/activities/isan/decides/
問9
ユネスコの「無形文化遺産」と「世界遺産」の違いとして正しいものはどれか。
正解: D. 無形文化遺産は芸能や伝統技術など「形のない文化」を対象とし、世界遺産は建築物や自然など「有形のもの」を対象とする
「無形文化遺産」は芸能や伝統工芸技術などの形のない文化を対象とし、「世界遺産」は建築物や自然など有形のものを対象とする点が基本的な違いである。「和食」は2013年に無形文化遺産に登録されたが、これは世界遺産とは別の制度である。
出典: 農林水産省「『和食』がユネスコ無形文化遺産に登録されています」 https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/ich/
問10
ユネスコの「世界の記憶(Memory of the World)」事業についての説明として正しいものはどれか。
正解: B. 貴重な文書や書物などの記録物(可動文化財)を保全・公開することを目的とする事業で、建造物や自然を対象とする世界遺産とは異なる
「世界の記憶」は、危機に瀕した古文書や書物などの歴史的記録物(可動文化財)を保全し公開することを目的として1992年に創設された事業で、「世界遺産」「無形文化遺産」と並ぶユネスコの三大遺産事業の一つだが、対象が異なる別の制度である。
出典: 文部科学省「世界の記憶」 https://www.mext.go.jp/unesco/006/1354664.htm
問11
日本の27件の世界遺産(2026年時点)の分類として正しいものはどれか。
正解: D. すべて文化遺産または自然遺産であり、複合遺産に分類される物件はない
文化庁の一覧によれば、日本の世界遺産27件(文化遺産22件、自然遺産5件)はすべて文化遺産または自然遺産に分類されており、文化遺産と自然遺産の両方の基準を満たす複合遺産に分類される日本の物件は2026年時点で存在しない。
出典: 文化庁「日本の世界遺産一覧」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/shokai/sekai_isan/ichiran/