趣味資格ドリル防災士・間違えやすい項目

防災士で間違えやすい6項目と正しい理解

正解・不正解だけを数えても、次に何を直せばよいかは分かりません。このページでは、防災士の学習で取り違えやすい点を6項目に整理し、それぞれ「よくある誤解」「正しい理解」「確認できる資料」を並べています。 実際に自分がどこでつまずいているかは、誤答原因診断つき演習で確認できます。

この整理は公式教材の転載ではなく、公的機関等が公表している資料をもとに独自に作成したものです。専門家によるレビューは受けていない試作段階の内容です。数値や制度は改正されることがあるため、重要な判断の前には各出典の最新版を確認してください。

1. 避難情報・警戒レベル

  1. 避難情報の警戒レベル3・4・5の名称と「避難勧告」廃止を誤解する

    よくある誤解令和3年5月の災害対策基本法改正で、市町村長が発令する避難情報は警戒レベル3「高齢者等避難」・レベル4「避難指示」・レベル5「緊急安全確保」の3種類に整理され、従来あった「避難勧告」は廃止されて「避難指示」に一本化されたが、この改正を知らず「避難勧告」が今も独立した情報として存在する、または避難勧告の方が避難指示より緊急度が高いと誤解する。

    見分け方警戒レベルの組み合わせを変えつつ、現行の3種類(高齢者等避難・避難指示・緊急安全確保)とその発令主体・対象を問う未知問題を出す。

    気象庁の噴火警戒レベル4キーワード変更に関する報道発表資料(2021年11月18日付)で、令和3年5月の災害対策基本法改正により「避難準備・高齢者等避難開始」が「高齢者等避難」に変更されたことを直接確認した。「避難勧告」の廃止・「避難指示」への一本化は、日高市をはじめ複数の自治体公式サイトで一致して確認した。首相官邸の公式ページで警戒レベル1〜5の現行の名称・行動も確認した。

    公的機関等の一次資料で直接確認した項目です。

2. 地震の基礎知識(震度・マグニチュード)

  1. 「震度」と「マグニチュード」の違いを誤解する

    よくある誤解震度は観測地点ごとの揺れの強さを表す指標、マグニチュードは地震そのものの規模(エネルギーの大きさ)を表す指標で、1つの地震にマグニチュードは1つしかないが震度は観測地点ごとに異なりうるという関係を、逆に理解する(マグニチュードが観測地点によって変わる、または震度が地震の規模そのものを表すと誤解する)。

    見分け方震源からの距離や地震の規模を変えつつ、震度とマグニチュードのどちらが変化しどちらが変化しないかを問う未知問題を出す。

    公的機関等の一次資料で直接確認した項目です。

  2. 震度階級の区分数(10階級)を誤解する

    よくある誤解気象庁の震度階級は0・1・2・3・4・5弱・5強・6弱・6強・7の10階級に区分されるが、5と6にそれぞれ弱・強の区分があることを見落とし、0から7までの8階級(5・6を弱強に分けない)だと誤解する。

    見分け方震度の数値を変えつつ、弱・強の区分がある階級(5・6)とない階級を正しく識別できるか問う未知問題を出す。

    公的機関等の一次資料で直接確認した項目です。

3. 罹災証明書等の被災者支援制度

  1. 「罹災証明書」と「被災証明書」の違いを誤解する

    よくある誤解罹災証明書は市区町村が住家の被害認定調査を行い、全壊・大規模半壊・中規模半壊・半壊・準半壊・一部損壊等の被害の程度を証明するものだが、被災証明書は住家以外の被害(家財・塀等)や、現地調査を伴わず被災の事実のみを証明するものであるという違いを見落とし、同じ書類だと誤解する、または用途を逆に理解する。

    見分け方証明したい対象(住家の被害程度か、住家以外の被害の事実か)を変えつつ、どちらの証明書が必要かを問う未知問題を出す。

    公的機関等の一次資料で直接確認した項目です。

4. 建築物の耐震基準

  1. 新耐震基準の施行日と旧耐震基準との性能目標の違いを誤解する

    よくある誤解新耐震基準は1981年(昭和56年)6月1日施行の建築基準法施行令改正によるもので、中規模の地震(震度5強程度)でほとんど損傷しないこと(一次設計)に加え、大規模の地震(震度6強〜7程度)でも倒壊・崩壊しないこと(二次設計)を検証する2段階の基準になっているが、この2段階の性能目標を見落とし、新耐震基準は単に「より高い震度に耐える」という一段階の基準だと誤解する、または施行日を誤って記憶する。

    見分け方施行日や地震の規模の組み合わせを変えつつ、新耐震基準の2段階の性能目標を正しく判定できるか問う未知問題を出す。

    公的機関等の一次資料で直接確認した項目です。

5. 救急・医療(トリアージ)

  1. トリアージの4色(黒・赤・黄・緑)の優先順位を誤解する

    よくある誤解大規模災害・事故等で多数の傷病者が発生した際のトリアージでは、赤(最優先治療群)・黄(待機的治療群)・緑(軽症・保留群)・黒(死亡・救命困難)の4色で治療の優先順位を示すが、色と優先順位の対応を入れ替えて覚える(黄色や緑色を赤より優先度が高いと誤解する、黒色を単なる経過観察だと誤解する等)。

    見分け方傷病の状態(心肺停止・大出血・軽微な外傷等)を変えつつ、正しい色のトリアージタッグを選べるか問う未知問題を出す。

    複数の医療・研修系サイトの記述が一致しているが、消防庁・厚生労働省の公式資料で4色の定義を直接引用できる一次資料はまだ確認できていない。消防庁の「救急業務におけるトリアージに関する検討会報告書」は電話(119番)段階のコール・トリアージを扱っており、赤・黄・緑の3区分のみで黒を含まない別の制度のため、この原因の裏付けには使っていない。

    複数の民間資料で記述が一致している項目です。公的な一次資料での確認はまだできていません。

実際に解いて確かめる

誤答原因診断つき演習(18問)練習問題(100問)